銀朱とは?

文字どおり「銀」と「朱」の組み合わせ。
金属の銀が使われるため、光の当たり方によって異なる見え方をする。直接光が当たると銀色に見える一方、光の当たらない部分や影になると赤みがかった深い色に変わる。
この特性により、銀朱は立体感や陰影を表現するために使用される。

銀朱は主に日本の建築や寺院の装飾、彫刻、仏具、漆器や屏風、掛け軸、刀装具などによく使用されてきた。例えば、寺院の柱や欄間、仏像の台座などに銀朱が施され、建物や彫刻に豪華さや格式を与える役割を果たしてきた。