薄墨とは?

墨を薄めたようなやや薄い灰色。

薄墨色は平安時代、喪服の染色や訃報を知らせる手紙の墨などに用いられて、現在は主に喪服の色に多く使用されている。

「源氏物語」の「葵」の巻に「限りあれば薄墨衣浅けれど涙ぞ袖を淵となしける」と登場する。