緑とは?

草や樹木の葉のような深い緑色。

古代から使われている色名で、古くは露草つゆくさによる「青」と、刈安かりやす黄檗きはだによる「黄色」で染めていた。

緑の初出は大化三年の「七色十三階の官位の制」がはじめとされ、養老の衣服令えぶくりょうでは「深緑」と「浅緑」の2色に分かれており「深緑」が官位六位、「浅緑」が七位と中位の色だった。

延喜縫殿寮式えんぎぬいどのしき」には「深緑」「中緑」「浅緑」の3色の染色について記されている。