砂とは?

砂浜の砂のような黄色がかった薄い灰色。

江戸中期からみられ、元禄時代の日本の食を紹介した本草書ほんぞうしょ本朝食鑑ほんちょうしょっかん」のマコガレイの説明の際に、「石カレイの一種全くヒラメに似て無鱗淡黄色浅深の黒半相雑り眼の間より頭上に至り砂あり。砂は微淡紅色を帯、背鰭の処上下窄く半濶、砂あり。色は頭の砂色に同。」との表記がある。

また歌舞伎や浄瑠璃に登場する「砂鉢」も名前の由来とされている。