白緑とは?

鉱物の「孔雀石くじゃくいし」から作られる岩絵具の色で、白みを帯びた淡い緑青色。

緑青ろくしょう」「白緑」などの岩絵具は飛鳥時代に中国から製法とともに伝来し、奈良時代には仏像や仏画の彩色に使用された。

中国の画譜「芥子園畫傳かいしえんがでん」には「孔雀石」を水飛すいひして、「頭緑」「二緑」「三緑」に分けると記されており、この「頭緑」が「白緑」のことを指している。