淡紅とは?

紅色に白を混ぜたような淡い紅色。

もとは紅花による薄い紅染め全般を指す色として用いられるようになった。

古代において紅染めは色が濃くなるほど高額であり、濃い紅色は「禁色きんじき」として身分の高いものしか着用できなかった。

そのため、身分の低い者は「淡紅色」のような薄い色の紅染めのみしか着用が許されず、「聴色ゆるしいろ」や「一斤染いっこんぞめ」と呼び色名をつけて区別された。