梅重とは?

重なり合った紅い梅の花のような明るい紅色。

平安時代の装束に由来した色名で、色目としては「表・濃紅こきべに、裏・紅梅こうばい」で紅梅の花の重なりを表した配色となっており、11月から2月にかけて着用されていた。

平安後期の有職家の源雅亮みなもとのまさすけが記した「満佐須計装束抄まさすけしょうぞくしょう」の襲色目にも紅梅の襲が記されている。