木賊とは?

木賊とくさの茎のような黒みがかった濃い緑色。

鎌倉時代からある伝統色名で、「宇治拾遺物語うじしゅういものがたり」「義経記ぎけいき」などにもその名が記されており、中世の武家や年配者の衣装として好まれた。

平安時代の重の色目としては、「表・黒青、裏・白」、「表・萌黄、裏・白」などにも使われ、江戸中期には流行色となった。