御所染とは?

江戸前期の寛永期、東福門院とうふくもんいんに仕える女院御所に仕える女官から広まったとされる淡くくすんだ紅色。

東福門院とは、「後水尾天皇」の妻「徳川和子とくがわ まさこ」のことで、徳川家康の孫である。

貞享3年刊行の「諸国御ひいなかた」という書籍にも「御所方呉服染様の事」と御所(徳川和子)に関する項目の記載がある。